October 21, 2009
屋根はみんなで葺く
茅葺き屋根は、生き物のようで、見ているだけで、あたたかく、かわいらしい。
しかし、時代とともに姿を消し、今残っているのはごくわずか。
屋根の材料に使う茅の生えている場所を茅場といい、集落の人たちで手入れをし、屋根を葺き替える時も、村人たちが手伝って皆で葺いたそうです。
先日訪問した「大塚家住宅」にも、皆で屋根に乗って葺き替えている写真が残っていました。
「大塚家住宅」は国指定の重要文化財として今でも、人が生活し、生きていますが、茅場は既になくなってしまったそうです。
地域の自然や人々と強いつながりがあってこその住宅。その住宅を保存するのなら、茅場も保存するのが本当の保存のしかたかもしれません。
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