March 26, 2007

繭ができるまで41スイッチプレート


コンセントやスイッチの配線工事が始まったと先日書きました。
しかし、なるべくコンセントやスイッチプレートは目立たせたくありません。
きれいな壁がすっと立っているところにこれらのものがあると、ノイズになってしまうので、見せ場だと思う壁にはなるべくつけないように考えたりします。

しかしこんなプレートだったら、カッコ良いかも。ということで、これをつけることにしました。

繭は、ほとんどが板張りに自然系塗料の塗装なので、照明器具や金属系はシルバーで統一しました。自然素材が目立つ家の場合、照明器具が白かったり、プレートが白いプラスチックだったりすると、それらが浮いた感じになってしっくりこないので、シルバーで統一することが多いです。

照明器具や金物類を選ぶときは、その建物に使う素材に合わせてコーディネートしますが、それが結構大変です。いろいろなメーカーのカタログから同じ質感のもの、雰囲気のものを探しまくります。この作業が一苦労です。しかし、それぞれの家に合わせてそのつど選んでいます。

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20:32:45 | sakura | | TrackBacks

March 24, 2007

繭ができるまで40中間検査が終わり電気工事が始まった

スロービルドの「繭」ですが、ようやく中間検査にこぎつけました。
中間検査とは、木造の場合、上棟して、筋交いなどの耐力壁ができ、屋根の形ができたころに行うもので、確認申請を審査する機関から検査員が現場で見てチェックします。
中間検査は、建物の規模や地域によって必要か不要か、異なりますが、つくば市は茨城県の中で厳しく、「繭」の規模だと中間検査が必要でした。
ちゃんとできているとはいえ、検査となるとちょっと緊張します。

そんな検査も終わり、いよいよ電気工事が始まりました。
大工さんの他に、電気工事の方がはいって電線をしこむので、現場がにぎやかになり、コンセントやスイッチボックスが付き、生活のディディールがリアルに見えてくるようになります。待ち遠しい!

コンセントやスイッチの高さは、一般的な高さより、少し低めに設定してみました。
この家は何事も実験です。

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16:44:43 | sakura | | TrackBacks

March 22, 2007

詳細図描きにはまる


詳細図描きは、はまってしまいます。
建築設計は大きく分けて、基本設計と実施設計があります。基本設計は、敷地に対してどのように建物を配置するか、そしてその建物は、どんな大きさなのか、平面図、立面図、断面図などの図面を用いて描きます。そこに記載された寸法は確かなものですが、大枠の寸法です。それに対して実施設計とは、実際に建物を建てる際に必要な、事細かなありとあらゆる寸法を書き込んだ図面を作成するものです。

私は、建物の構想を練る基本設計は当然好きですが、実施設計も好きです。特に詳細図描きが好きです。細かい部分を拡大して図にするのがきもちがよいです。その図をもとに、施工者と打ち合わせをして、またちょっと修正する..という作業を続けます。

この作業時間は膨大で、しかも、建てる家ごとにデザインが違いますし、納まりも変わるので、流れ作業のようにはいきません。すっきりと、きれいに見せるための、裏方しごとです。

設計事務所によっては、基本設計だけやって、実施設計は実施設計ばかりやるような事務所に下請けに出すようなところもあるようですが、詳細まで考えないと、設計した気持ちにはなりません。

つい先日、階段を一段踏み外し、足首をねんざしてしまいました。動けないので、また今日も一日中椅子に座ったまま図面描きです。



13:50:57 | sakura | | TrackBacks

March 15, 2007

河川空間とまざりあう家

今、現場管理中のこの家は、利根川沿いにあります。
目の前に土手があり、そのむこうは利根川が広がっています。
二階建ての二階からだと、きっと川面が見えるはず。
そこでこの家の生活の中心となるリビング、ダイニング、キッチン、主寝室を2階に配置しました。
それらが雄大な利根川の河川空間とまざりあうように、窓は床から天井までいっぱい、南、東、南、の3面を全て窓にしました。

普通の木造住宅ではありえない開け方です。普通の在来木造の場合、筋交いのような耐力壁を建物の4隅などにバランスよく配置しなければなりません。ですから、開けた窓のところにも筋交いが見えたりするのが普通です。しかし、この家は筋交いがありません。

構造家に構造計算をしてもらったのです。

そのかいあって、すばらしい開放感。河川空間との一体感が生まれました。
といっても、まだ生まれる途中です。


これは今日の現場の様子。

足場があってまだ、写真ではよくわかりませんね。
二階から川面が見えているのがおわかりでしょうか。
こんなすごいロケーションのところに住んでいたら、朝、でかけるのがいやになりそうです。

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19:57:11 | sakura | | TrackBacks

March 14, 2007

漕がないと


いい季節になってきました。今日は風が強くて寒いのですが、先日の休みの日は、とてもよい天気でした。冬の間はさすがに寒くて、カヤックを出す元気はありませんでしたが、もう、いいんじゃないか?ということで、霞ヶ浦で漕ぎはじめました。

霞ヶ浦はコンクリート護岸が多くて、カヤックを出すのにちょうど良い砂浜があまり残っていませんが、数年前から、その反省で、波除石を配置することによる自然復元が試みられるようになりました。

土浦駅近くにも、砂浜ができ、近場でてごろなカヤック乗り場になりました。

こんな時期からカヤックにこの場所で乗ってる人に出会うことはありませんが、この付近は鳥が多く、霞ヶ浦ごしに筑波山もきれいに望めて、なかなかのポイントです。桜川の河口でもあるので、桜川を漕ぐときもここから出発します。



水の上をゆらゆら、このゆれがたまらなくきもちがよいです。



しばらく漕いで、振り返るとこんな感じ。土浦の街が大都会のように見えます。

霞ヶ浦の代名詞でもあった「アオコ」は見えません。
もちろん、本栖湖のように深みのある透明な青ではありません。
土浦というように、土の色の水ですが、その土の色の水がなんとも身近な感じというか里の感じがして、じわっと、あたたかさを感じます。

桜の季節は、もうすぐ。やっぱり、漕がないと!

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18:14:35 | sakura | | TrackBacks