December 19, 2009
工場のような家
大寒波が押し寄せて、日本海側は大雪だそうですが、東京やつくばは晴れの日がつづくようです。今日も朝から陽がさして、暖房することなく暖かく過ごせています。しかし、曇った日や雨の日は太陽の恩恵を受けられないので、暖房が気になります。
繭の暖房は、深夜電力を利用する蓄熱式の暖房とエアコンですが、蓄熱式の暖房機は、けっこう大きく、それを置く場所必要になるのがネック。エアコンは効率もよくすぐ暖まりますが、暖かい熱が上から吹いて来るのと、乾燥しやすいのがちょっと難です。
辻井式住居は、エアコンの温風を床下に吹き込んだ住宅です。
この家は、業務用エアコン一台で、冬の暖房、夏のクーラーをまかないます。
ダクトが張り巡らされている様子は、まるで工場のよう。
しかし、熱環境はとてもよく、賞もいただいています。
工場のような家に住みたい、とにかくローコストという希望のもとに設計した住宅です。もうだいぶ前のことですが、今でも新鮮に感じます。
私も結構、工場とか廃墟とかが好きで、学生の頃等はよく白黒のフイルムで工場の写真とか撮ったものです。
温風式床暖房については時空遊園のHPに特集ページをつくりました。
時空遊園茨城県つくば市で設計しています。
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