July 20, 2006
繭ができるまで24外と内の連続
外と内のあいだの空間をどうデサインするかをあれこれ考えるのは楽しい事です。デザインする時にいつも心がけているのは、外と内の連続性です。
天井と庇の軒を同じ高さにして、天井が外に向かってそのまま伸びていくようなデザインにしたり、壁もそのまま外に向かって伸びていくようなデザインにしたりします。
高温多湿の日本では庇や軒の出は、室内環境を保つためにも必要だと思います。これらを現代的なデザインの中に組み込む時に、外と内の連続性を演出するプラス要素として活かしています。
たとえば
ここは、床から天井いっぱいを窓にして、その窓を開けるとすべて壁の中に窓が収納され、巨大な開口部が現れるように設計したものです。天井と軒の高さをそろえ、壁と床の仕上げを外と中、同じものにして、連続性がとぎれないようにしています。
この家も天井と軒のつながりを大切にしています。
はめ殺しの窓の枠はなるべく目立たないようにして、天井が外に向かってすっきりのびているようにデザインしています。
繭は、これらの家より、ずっとローコストでラフなものなので、仕上がった感じは全く違う印象になると思いますが、外と内の連続性を感じるデザインを取り入れます。
しかし、現場はまだまだ動こうとしません。
17:56:15 |
sakura |
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