April 26, 2005
孤独な犬
今日、桜川から帰ってきたら、大雨になった。バケツをひっくり返したような局所的な激しい雨が窓ガラスをたたきつける。水田では水を張る準備をしている頃だから、好都合だったかも知れないが、ふと、桜川の土手にいる犬を思い出した。
ゴミの中に混ざって土手に犬小屋がある。犬はつながれていないが、その場から離れない。おびえたような表情でゴミの陰に立っている。犬小屋の前にはドックフードの入った皿があるので、きっと家で飼えないだれかが、ここで飼っているのだろう。この大雨であのドックフードの入った皿は、あっという間に水浸しになったに違いない。この雨で、誰もいない土手にひっそり住む犬のことを思い出した。
22:59:10 |
sakura |
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