自然の、きもち

上棟

今日もとっぷり日が暮れました。上棟はもうちょっとです。

つくば建築フォトファイル

さきほど、つくば建築フォトファイルを届けて下さいました。

つくば研究学園都市には、各種研究機関に加えておおくの公務員宿舎や幼稚園、学校などが、建てられています。半ば実験的なものや有名建築家が手がけたものも多く、こうして、一冊の本にまとめられたものをみると、やはりつくばは日本の中でも特殊な地域だと実感します。

私たちが、まだ東京にいた頃に設計した「辻井式住居」も住宅の中の一番最後におさまっています。

辻井式住居が建設された頃は常磐自動車道が出来てすぐの頃。ほどんど車が通っていない高速道路を使っていました。あの頃は私と同い年のワーゲンのタイプ3に乗っていたので、スピードも出さずちょっとはらはらしながら通いました。

その当時のエピソードで面白かったのは、現場が進まないので、なぜかと聞いたら、「職人さんが田植えで忙しい」という答えが返って来たことです。なんともつくばらしく、ほのぼのした覚えがあります。

月あかり

今日の朝は寒いなと思ったら、雪でした。うっすらと雪が積もっていました。正月中は佐世保にいましたが、佐世保も寒波に見舞われて、雪がちらほら降った日もありました。

佐世保では、私たちが設計したお店
月あかりに行ってきました。

月あかりは、ちょっと不思議な敷地です。ビルや駐車場の狭間にある細長い敷地と1階部分が駐車場になっている建物のある敷地がL字形につながっています。
設計を始めた当初は、細長い敷地の方にお店を建てたいという事でしたが、それではあまりにも細長すぎる上に敷地の周囲に無駄なスペースができてしまう。そこで、駐車場の奥にお店を配置し、細長い敷地は思い切って庭にすることにしました。

庭は、植物大好きなご主人が仕事の合間に手入れをして、ビルの谷間の異空間的な庭が出来きました。

この前訪ねた時は、新たにススキが植えられていて、野の趣がまたひとつ加えられていました。