January 14, 2006

繭ができるまで03霜柱

最近、霜柱を見かけない。
小学校へ行く道々、霜柱をサクサク踏みしめながら歩いたが、最近、霜柱を見かけない。
温暖化の影響があるらしい。

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繭の形を決めるには、私と至功(いつもいっしょに設計してます)の間で、そうとうなバトルがあると予想していたが、大きさは敷地と予算でかなりの部分が決まってしまい、また、忙しい方が大変でバトルするのが面倒でもあり、思ったほど手を焼かない。好みや考え方がほとんど一致していることや、随分長い間暖めてきた構想のストックがあることや、いくつかの残像のしわざがある。

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数年前、筑波大のキャンパス内にガーデンをつくる計画が始まった頃、ガーデンに建つ物置小屋を計画したことがあった。

芝生の地面が一部分隆起して浮かんでいるような-丁度、霜柱が地面を持ち上げているかのようなデザインをした。
屋根は緑化で垂直面は全てガラス張りという小さな小屋に「シモバシラ」と名付けた。

よくあることで、その計画は構造計算までやったものの、ナシになってしまった。
本当の霜柱も、建築のシモバシラも見ることができないのか。

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しかし、ふと気がつくと、繭の、2階のテラスと屋根に、そのシモバシラの残像があった。

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January 02, 2006

繭ができるまで02

今年は元旦から設計開始。繭の展開図を描いています。正月の間は普段なかなかできない繭の設計を進めようと思っています。



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