April 22, 2006

木造住宅でも構造計算


今、計画中の住宅のひとつは、木造の住宅ですが、構造家に依頼して、構造計算をしてもらうことにしました。

敷地の前は河川敷という、ロケーションに建つこの家は、河川空間とリビング・テラスが一体になることがメインテーマ。
河川空間に向かってフルオープンにしたいところです。しかし、普通に在来木造で計画すると、必ず、「すじかい」を入れた「耐力壁」というものが必要になります。通常では、オープンにしたい部分に「耐力壁」が必要な時は、「すじかい」のみを露出させてガラスを張ったりします。木製のすじかいがイヤな時は、細い鉄骨のすじかいにしたりして、極力、すじかいの存在を無くすような努力をします。

しかし、この家では、鉄骨のすじかいすら見せたくない!
と、そこにいばらきの建築家ネットワークの中に構造家が。
そこで、木造住宅なのですが、構造計画を依頼することになりました。

今日は、構造の打合せをしました。やっぱり、構造計算してもらうと普通ではできないことができるので、感動的。超さっぱりとした空間ができそうです。



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April 15, 2006

地鎮祭とは


地鎮祭とは、建築工事を始める前に、土地の神を祭り、工事の無事と建物の存続を祈る祭事です。

土地の神様をお招きして、これから土地に鍬を入れます、建物を建てます、と許しをこう儀式です。事故がなく、工事が無事に済むようにと、建て主だけでなく、施工者もいっしょに清めてもらいます。

行うか行わないかは、全く個人の自由ですし、行わないことも多いです。
行わないからといってタタリがあるわけでもありません。
しかし、科学やITが発達しそれらが万能であると思われがちな昨今、目に見えない土地の神、自然の神を想像し、敬意を示すのは、日本の奥深い文化であり、繊細なきもちが生まれるものだと思います。
そして、いよいよ始まる!と、気持ちを引き締めるものでもあります。

さて、地鎮祭の段取りはいつも工務店にお任せでしたので、いざ、自分たちの番となるとわからないことが多いもの。今後地鎮祭を行う方のために、一ノ矢神社からいただいたしおりをもとに、用意するものを記しておきましょう。

<神饌物>建て主が用意するもの
米一升、酒一升、海の物(魚またはスルメ、昆布)、山の物(季節の野菜2種類)、野の物(季節のくだもの2種類)、塩、水

<祭具>
笹葉つき竹4本(2m程度)、縄(8m程度)、砂(バケツ1.2杯)

その他、神具は神社で用意。

<祭祀料>
一般民家 弐万円以上 団体、会社  参万円以上
となっています。
神社によっては祭祀料はいくらでもよい、というところがあるようですが、このように具体的に挙げてくれると助かりますね。

その他、地域によって、近所にもちを配ったりすることもあるようです。
多くは、もちを配るのは上棟式の時が多いようです。


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18:38:46 | sakura | | TrackBacks

April 12, 2006

トイレののぞき窓は大人気

トイレののぞき窓にエッチな期待をした人には残念。
トイレののぞき窓は、トイレに行くのが怖い子供のために、付けた窓です。

先日竣工した鬼ヶ窪の家は、農家の古屋を改築した家です。つくばの研究学園都市で最先端の仕事を行いつつも、田舎らしいスローな生活を楽しむ生活スタイルが、丁度、今度出版される「つくばスタイル」にぴったし!ということで、引っ越しもままならないうちに、日曜日、取材となりました。

私も桜川で鯉を食べた後に顔を出してみました。
そして撮った写真がこれです。



窓の高さを子供が便器に座った時の目線にしてあります。
この窓を取り囲んで楽しそうです。

現場で、大工さんがこの窓を高い位置に開けてしまいましたが、指定の高さに直してもらいました。
やっぱり直してよかった!

こののぞき窓の提案は、住まい手さんからのものです。
ちょっと、普通と違うかな?
と思うぐらいのことが、実はおもしろい。

改造前の古屋がうそのように、楽しく生き生きした空間になり、うれしいです。

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20:35:41 | sakura | | TrackBacks

April 02, 2006

農家の家再生 やっと完成

4月1日は、農家の家の再生工事がなんとか終わり、引き渡しと写真撮影を行いました。



工事が長引いてしましましたが、見違えるように再生され、いい感じになりました!



子供達が元気に走り回り、新しい息吹が再生住宅に吹き込まれました。

この家の詳しい紹介はまた追々。。

23:33:53 | sakura | | TrackBacks