August 30, 2006

白い家

白い家ができました。

美しくできた、と設計者としては純粋に喜んでいます。
この家は、シンプル、モダン、白を意識するあまり、屋根と外壁のガルバリウム鋼板も白いものにしました。この白が、破風と軒天にも塗った珪藻土の白をさらに強調されたように思います。

植栽が成長すれば、緑が加わってしっくりすると思います。

18:03:02 | sakura | | TrackBacks

August 27, 2006

家には風土と家族の暖かさが表れる


もはや、秋風のような涼しい風が吹くようになり、夜の寝苦しさからも開放されはじめました。秋の虫の声も聞こえてきます。

稲敷の家が竣工し、工事のために移動していた庭木の植樹も終わったので、先日、写真撮影に行きました。

夏の暑さにも一段落ついたのか、さわやかな風が家の中を通っていました。玄関の前に、植栽を配し、落ち着いたたたずまいになっていました。庭には芝生が青々と生え、手入れの良さが伺えます。この庭に張り出すように配置した2間つづきの和室とその周りの廊下の感じは、設計者が言うのもなんですが、「旅館」のよう。ちょっと広めにした廊下には、予定どおりにマッサージ椅子と、一人がけのソファーが二脚に小さいテーブルが、それこそ旅館のように置かれて、快適そのものといった感じでした。

稲敷は、いつ来ても、風光明媚で温暖です。田植えの時期もつくばより早いし、8月の末ですでに稲刈りも始まるそうです。
温暖な風土と家族の暖かさが、家のたたずまいにも現れているような感じがしました。竣工したての時よりも「稲敷の家」らしさが出ています。

農作業の後の夕暮れ時に、この縁側でくつろいだらきもちがよさそうです。



突然写真撮影になってしまったにもかかわらず、気持ちよく応対して頂きました。
そしてまた、大量の野菜をおみやげにいただきました。ありがとうございます。





15:41:15 | sakura | | TrackBacks