自然の、きもち

まゆができるまで32まだまだ

繭の基礎は、鉄筋が組み終わり、周りの型枠も出来、水道も通り、電気や排水、給水関係の基礎にからむ配管も設置し、あとはコンクリートを打ちですが、そのコンクリートをなかなか流す気配がありません。。

アンカーという、基礎と土台、柱を連結するための金具の大きさが合わないのだそう。

山から採ってきた丸太を柱として使うので、普通の木造住宅のようなアンカーでは長さがたりなかったのです。それでまたアンカーを発注しなおして、取り付けるわけですが、アンカーのとりつけは、しかるべき位置に、垂直に、くるいなくとりつけられなければ、建物がかっちりとできないため、熟練を要するものです。もっと急いでよ〜と思う気持ちをちょっとこらえて、ここはしっかりつくってもらいましょう。

繭ができるまで31基礎の鉄筋はしっかりと

昨日はふたつの現場をみてまわりました。
ひとつは、着工したばかりの住宅で、もうひとつはまゆです。

着工したばかりの住宅は畑に囲まれたロケーション。緑がまぶしく、すがすがしい場所だなとあらためて実感。工務店がさくさくと作業を進めてくれて、小気味よく進んでいくのが期待できそうです。

さてさて、まゆはどうなったでしょう。
複雑なかたちなので、すみ出しに難航しつつも、基礎の鉄筋がほぼ組上がりました。
鉄筋の間の寸法を確認。
修正箇所があったので、そこを修正し、まわりに型枠を組めば、いよいよコンクリートが打てます。



鉄筋の間隔は200ﾐﾘで、これはいつも時空遊園で設計している基礎と同じ仕様ですが、斜めになっている部分がまわりを取り囲んでいるので、密に入っているように見えますし、斜めになっている分、ものすごくしっかりしています。
すごくしっかりした基礎です。