December 14, 2007

繭くらし03空をみながら


今日は晴天。
朝から元気な陽の光が差し込んできます。
今日みたいな日は、暖房なしでも十分暖かく、12月だというのに部屋の中では極薄着で過ごせます。

は、太陽の光をうまく取り入れる「パッシブソーラーハウス」です。ソーラーに関して動力は用いません。ただ単に陽の光が入りやすいように窓を大きくしているだけです。「繭」は床を無垢のヒノキ材にしましたが、これをもっと比重の重いコンクリートなどのタタキやレンガ敷きなどにすれば、これらの材が太陽の熱を蓄熱し、陽が落ちたあとも暖かみが残ります。

パッシブソーラーに対してアクティブソーラーというのがあります。
これは、例えば屋根にソーラーパネルなどを置いてポンプなどの動力を用いて熱を循環させるようなものです。
これらのシムテムにも興味はありますが、効率やコストを考えて、「繭」ではただ単に太陽の熱を取り入れるだけにしました。

パッシブソーラーは太陽しだい。天気の良い日は、暖かく、曇りや雨の日は暖かくありません。しかし、太陽の変化、自然をよく感じられます。

太陽をたくさん取り入れるために、窓は天井まで開けています。さらに吹き抜け空間もガラス張りです。とても開放感があります。天井と軒の高さを同じにするのもポイントです。下がり壁があるとそこが陰になり、たとえ面積的に大きく開いている窓であっても、明るさや開放感は随分劣ってしまうからです。

そして次のポイントはひさしをしっかり出すことです。雨の多い日本ではひさしが重要な役割を果たします。また、夏の日ざしはひさしが出ていればカットできます。冬は太陽の角度が低いので、ひさしが出ていても直射日光が入ってきます。



これは、私がすわっている場所からみあげたところ。
空をみながら仕事ができるのは、ホントにうれしい。

時空遊園

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17:57:24 | sakura | | TrackBacks