May 01, 2007

ローコスト住宅じゃないローコスト

今日から5月。ゴールデンウイークの谷間の平日。休みのようなゆったりとした空気が町中に流れながらも、ちょっと天気は良くないし、落ち着いて仕事ができそうな日です。

事務所に着いて、ポストを開けると、定期購読している雑誌などがガッサッと入っていました。その中で、建築ジャーナルのタイトルは強烈。「家で資産を失うな」。雑誌はまだよく読んでいないけど、ピンとくるものがあります。「資産」をここでは何をさすのかは、私は経済通ではないので語れませんが、私がピンとくるものは、「家で心を失うな」とか「家で余裕を失うな」ということでしょうか。

せっかくマイホームを持っても、ローン地獄の恐怖とつらさから、妻子にあたりちらすようになってしまっては、ちっとも楽しい家ではありません。ローンはやはり無理のない範囲で組みたいもの。

そして、限られた予算の中で、いかに楽しい家にするかを考えたい。
今や「ローコスト住宅」というジャンルもありますが、私は、
いかに安く普通の住宅をつくるか、という方針よりも、これがホントに家なの?、というような破天荒さで振り切ってしまって結果的にとても安くなった、という方針が断然楽しいと思う。
それに、全て満たされるより、足りないぐらいの方が刺激になってよい。
普通に、2LDKの部屋をつくって安普請に仕上げるよりも、割り切ってなにかをやめる方が逆に面白い空間になったり、創意工夫をしながら生活ができるように思うのです。(つづく)

時空遊園

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12:12:59 | sakura | | TrackBacks