July 07, 2007

基準法改悪


6月20日に建築基準法が改定になり、確認申請のチェック方法等が一部変わりました。
特に大きく変わるのは構造計算のチェックが厳しくなることのようです。

時空遊園では、木造住宅の場合でも、構造計算を行うことによって「空間の質の向上と斬新性」が考えられる時は、構造家の構造計算費用を、クライアントに請求せずに、時空遊園で負担しています。

今度.7月14日にオープンハウスを行う利根川沿いの住宅は、構造計算してもらいました。そのおかげで利根川沿いに面する開口全てに筋交いが入らないデザインが可能になりました。構造計算をしなければ、どこかに筋交いが入ったり、壁ができたりするだけのことで、住む側にとっては、あまり重要なことではないかもしれないのですが、デザインする側としては、「なんでこんなことができるの?」というような、普通にやっていてもできないようなことに挑戦したい気持ちもあります。その辺は、マニアックな部分でもあるので、構造計画費はこちらで負担しようという考えなのです。

しかし、今度の法改定によって、それもキビシくなりそうです。

建築の審査機構に勤務する私の友人からは、
「構造計算書だすと大変だよ!」と聞かされています。構造を2重にチェックするので確認申請代が高くなるのだそうだ。確認がおりるのも、遅くなりそう。

建築ジャーナルは、以前に対談記事に載った時以来、定期購読している月刊紙ですが、地道でマニアックな記事なので、実は結構好きです。
その最新号のタイトルはずばり「もう黙っていられない建築基準法改悪」。
建築家の立場からみた問題点が掲載されています。

ちょっと変わったことをやるのが難しくなってしまうのかな?

確認申請関係で提出する書類も増えた。
今日は、完了検査の書類を新しい様式のものに書き換えたり、追加して出す書類を作りました。

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16:15:52 | sakura | | TrackBacks