September 30, 2009

景観まちづくり

9月はあっという間に終わりです。
9月の大連休明けの月曜の夜、桜川市が開催する景観まちづくりの講演会を聞きに行ってきました。
桜川市は、桜川の源流近くにある桜の名所や真壁の町並みがあり、景観には特に力を入れているようです。

江戸時代から残るような古い町並みでも、トタンのを張った塀や壁が多かったそうですが、それらを、町の人たちで協力して、板張りに変えたところ、古い町並みの良さがぐっと引き立つようになったそうです。

トタンもデザインによっては、渋く、アート的になると思いますが、ただ単に、塀が傷んだから、安上がりの方法で、トタンでも張っておこう、というのでは、せっかくの木造建築も台無しになってしまいます。

講演会でも、景観に対する住民の意識と美的感覚の向上を上げるには、小中学校から、景観やまちづくりに関する勉強と関わりをつくることも必要だ、ということでした。

確かに、町や住まいは、生活の基盤となるものなのに、これらに対する知識についてしっかり学ぶ機会は、建築学科や都市計画学科でなければなかなかありません。もっと身近なものとして知る必要があると思います。

講演会は、景観について体系的に教えて頂いて、大学の授業を思い出すようで、リフレッシュしました。

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16:32:43 | sakura | | TrackBacks