April 15, 2006

地鎮祭とは


地鎮祭とは、建築工事を始める前に、土地の神を祭り、工事の無事と建物の存続を祈る祭事です。

土地の神様をお招きして、これから土地に鍬を入れます、建物を建てます、と許しをこう儀式です。事故がなく、工事が無事に済むようにと、建て主だけでなく、施工者もいっしょに清めてもらいます。

行うか行わないかは、全く個人の自由ですし、行わないことも多いです。
行わないからといってタタリがあるわけでもありません。
しかし、科学やITが発達しそれらが万能であると思われがちな昨今、目に見えない土地の神、自然の神を想像し、敬意を示すのは、日本の奥深い文化であり、繊細なきもちが生まれるものだと思います。
そして、いよいよ始まる!と、気持ちを引き締めるものでもあります。

さて、地鎮祭の段取りはいつも工務店にお任せでしたので、いざ、自分たちの番となるとわからないことが多いもの。今後地鎮祭を行う方のために、一ノ矢神社からいただいたしおりをもとに、用意するものを記しておきましょう。

<神饌物>建て主が用意するもの
米一升、酒一升、海の物(魚またはスルメ、昆布)、山の物(季節の野菜2種類)、野の物(季節のくだもの2種類)、塩、水

<祭具>
笹葉つき竹4本(2m程度)、縄(8m程度)、砂(バケツ1.2杯)

その他、神具は神社で用意。

<祭祀料>
一般民家 弐万円以上 団体、会社  参万円以上
となっています。
神社によっては祭祀料はいくらでもよい、というところがあるようですが、このように具体的に挙げてくれると助かりますね。

その他、地域によって、近所にもちを配ったりすることもあるようです。
多くは、もちを配るのは上棟式の時が多いようです。


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18:38:46 | sakura | | TrackBacks