June 20, 2006
繭ができるまで19微妙な寸法-丸太は山で探す?
自事務所の設計ともなれば、かっこいい空間論などを書き連ねたいところですが、結構、予算や敷地の形、規模、必要な器具や家具の大きさで空間が決まってくることもあります。繭の場合、極めてローコストなので、必要最小限の大きさです。机や収納ケースの大きさを測り、数を数え、それらが入る寸法をミリ単位で決めるのでビミョーな寸法値になっていたりするのです。更に、平面的に斜めの線が入っているので、その寸法もビミョーです。
極めつけは丸太の寸法。
荒削りな丸太を柱に使おうとしているのですが、なにしろ荒削りな丸太なので、はっきりとした寸法がわかりません。
この丸太の寸法によって、「建具の割付」が変わってくるので丸太のおおよその寸法を把握しておきたいところですが、
大工さん曰く、
「今、山で探してる。でも、もうまもなく入ってきますョ」
これには笑ってしまいました。
なるべく上下で太さが違わない木を山で探しているのだとか。
よく、地元の木で家を建てようと、山の見学会などをおこなったりしている建材屋さんがいらっしゃって、私もそういうのは大好きなので、山の見学会なども行ったこともありますが...。
ホントかな。ホントに山で探しているの?
山で探して、切ってきて、皮をむいて乾燥させる...。
そして寸法はいくつになるのか?想定の範囲内で納まるのか。
私も山に行きたくなってきました。
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