February 26, 2006
風呂のタイルに描かれてた海
小学生の頃住んでいた家の風呂はタイル貼りで、その中に一枚、30センチ幅ぐらいの大きなタイルがありました。タイルには小さな島が点在する海の絵が描かれていて、風呂に入るたびに、ぼんやりと、この絵を眺めていました。
霞がかかったように白っぽく、波はなく、どこまでも凪。小さい岩のような島が点在していて、その間に小さな釣り船が浮かんでいました。
小さな岩の上にはマツの木が描かれていて、子供ながらに、日本の風景っぽいな、と思っていました。この絵のモデルの場所はあるのか、それとも風呂に描く絵としてのおきまりのような絵なのか....。鹿島灘と房総半島の高波が打ち寄せる海しか見たことがなかった当時としては、どこか遠くの、あるいはいにしえの風景なのだと感じていました。
ところが佐世保の九十九島にカヤックを浮かべてみると、あの、お風呂と同じ風景が広がっていたのです。
べた凪の海に小さい島が点在し、小さい岩の上にマツが2本。あの絵と同じではないか!
絵空ごとの絵と思っていたあのお風呂の絵の中を漕いでいる。しかも頼りなげなカヤックで。なんとも不思議な感じでした。
しかし、今思うと、あの絵は松島でも良かったのかもしれませんが、九十九島だったのだ、と運命づけることにして。
とにもかくにも、九十九島でのシーカヤックを楽しみます。
冬は、陸にいるよりも海の上の方が暖かく、波がほとんどないので沈する心配もありません。
このところ、佐世保に行くと、風の強さと波の高さをまずチェックしてしまいます。
あんなに良い海があるのに、地元の人があまり乗ってないのが不思議です。
話しは変わりますが
FORESTさんが、桜川カヤック紀行にリンクを張って下さいました。ありがとうございます。FORESTさんのカヌーツーリングマップは、川ごとにリンクが張ってあり、見応えがあり、面白いです。桜川からもリンク張りました!
桜川カヤック紀行
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