June 27, 2006

オオキンケイギク


うっそうと草が茂る桜川の土手を刈ると、鮮やかな黄色い花が茂みの中から顔を出しました。

一緒に草刈りをしたヤハギさんは物理学者でありながら、植物にとてもお詳しい。一目で、オオキンケイギクだと教えてくれました。

草の中から、希少種がでてこないかと期待したのもつかの間。それは帰化植物なのだそうです。


ひょっこり顔を出したオオキンケイギク


しかも、生態系に悪影響を及ぼす、「特定外来生物」に指定されている植物なのでした。平成18年2月1日に第二次指定対象種となっています。

特定外来生物は、

飼育、栽培、保管及び運搬することが原則禁止
輸入することが原則禁止
野外へ放つ、植える及びまくことが禁止 です。


環境省のHP

しかし、この花、今や販売は禁止となっていますが、ワイルドフラワーとしてガーデニングで随分使われたらしいのです。河川敷にも大量に植えられています。

鬼怒川にも、オオキンケイギクが一面に咲き、それを観光名所としているところがありますが、そういうところはどうするのでしょう。河川敷に色とりどりの園芸種を市民グループが植えて、それを国土交通省が支援している場面を多く見ますが、気持ちの悪いものです。

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桜川の草刈りの時に出会った植物をヤハギさんがメモしてくれました。

【6/25草刈り地近くで目に付いた野草】

〇:花の見られたもの、●:実の出来ていたもの、▲:花が終わり実が出来つつあったもの。

【Native】カナムグラ、ススキ(薄)、ヤブカラシ(藪芥子ブドウ科))、ツルマメ(ノササゲ?花は黄色、ツルマメは紅紫)、ヤハズソウ(矢筈草、マメ科)、ヨモギ(蓬)、▲ギシギシ、〇シャク、●オヤブジラミ、アカザ、●オオバコ、メドハギ、▲ミコシガヤ(カヤツリグサ科スゲ属)、

【帰化植物】:〇▲シロツメクサ(白詰草ヨーロッパ〈欧〉原産)、〇ヒメジョオン(姫女苑、北米)、セイタカアワダチソウ(背高泡立草、北米)、ブタクサ(北米)、●マメグンバイナズナ(北米)、〇セイヨウタンポポ(欧)、▲ネズミムギ(欧)、▲ホソムギ(欧)、〇オオキンケイギク(大金鶏菊、北米)、▲アレチギシギシ(ユーラシア大陸)、キクイモ(北米、花の咲かぬうちはイヌキクイモと見分け困難、掘って芋〈根茎〉を見れば大体明瞭)

帰途柴崎十字路〜桜庁舎間歩道脇下にクサフジと思われる花の群咲くを見る。今年初見。

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Posted by sakura at 02:03 P | from category: 護美の会の記録+桜川 | TrackBacks
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(June 27, 2006 04:24 P)
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