January 11, 2007

繭ができるまで36上棟しました


1月10日吉日 無事上棟しました。



現場に行くと、一気に組上がっていました。
山から採ってきて皮をむいたあの丸太も建っています。

仕出しの準備でバタバタしていましたが、これまで、ほとんどの現場で時間通りに上棟することはなかったし、ちょっと難しい部分もあるので、まだできてないだろうと少々ゆっくりしてしまいましたが、すでにすっかり組上がっていました。

二階の屋根部分には、上棟式用に仮設の床も敷かれ、しっかりとはしごも固定してくれていたので、問題なく、屋根に登ることができました。

伝統的に、女人禁制なのかなと思いましたが、この際、絶対に登ってみようと思っていました。いちおう棟梁に「女人禁制?」と聞いてみましたが、「今はそんなこと言ったら大変ですからね」と言ってくれたので、登ってしまいました。

屋根の上は爽快で全然怖くありませんでした。

小さい建物のわりに、柱は太く、たくさん入れたし、かっちりと組上がっているので、全然揺れません。

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幣束を立て、お供えをして祈願します。上棟式では棟梁が祝詞をあげます。

その後酒で乾杯し、建物の4方にお供えした四方もちをまきます。
四方もちは縁起もので、施主以外の人が持って帰ります。

高いところから下に降りて、なおらいという宴会を行ったりしますが、飲酒運転の原因になってしまうことなどを考えて、省略することにして、ご祝儀とともにお酒、もち、赤飯、折り詰めをおみやげに出しました。

気持ちとして、おしることお茶を現場で出しました。
寒いところで作業してくださっているので、暖かくて甘い物などよいかもしれないと、白玉粉入りのおしるこを作ってみました。それにちょっとは現場でしみじみしてみたかったのです。



簡易ななおらいでしたが、楽しいひとときでした。
静かに、しかし私の中では熱くもりあがりました。

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Posted by sakura at 01:51 P | from category: まゆができるまで | TrackBacks
Comments

ポレポレとうさん:

上棟おめでとうございました。いよいよですね(^O^)
私は決して信心深いわけではありませんが、節目節目の神事などはとても大切にしています。地鎮祭や上棟式もそうですし、初詣や七五三なども同じくで、日本の良い伝統だと思います。また、神事は目に見えない力を期待するというよりは、その催しによって自分自身の内側に作用させて、気持ちを新たにしたり安全や健康に気をつけるという内面的な効果もあるのだろうなと思います。
繭の完成までもう少しですね。ポレポレ家は自分の家を持つのはもう少し先だと思っていますが、sachikoさんの記事をいつも拝見させていただいて、「家は単なる生活の箱ではない」ということを教えていただています。これからも楽しみにしていますね♪
(January 13, 2007 10:24 P)

美笑点主:

建築か仲間より
上棟おめでとうございます。
楽しみですね!いいな〜
本年もよろしくネ!
(January 16, 2007 10:21 P)
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