July 24, 2007
繭ができるまで46スズメバチの巣よりもはやく
先日オープンハウスをおこなった取手の真っ白い家を見た後で、繭に来ると、まだまだ「現場」の状態だし、沢山の木が目に飛び込んできて、くらくらします。
床も半分くらい貼られてきたし、はめ殺し窓のガラスを押さえる枠もつけ始めたし、進んではいるものの、まだまだ変わりはない感じです。
しかし、小さいわりに、作り込むところが多いし、ナナメも多いから、つくるのは大変だろうと思います。
ただ単に、フツーにサイディングを貼って、テキトーな位置にアルミサッシュを入れて仕上げる建物と比較すると、その手間は数倍だろうと思います。
建具のレールも、レールを受けるスリットも全部つくるわけだから、その図面を描く量も多ければ、施工にも手間がかかるし、気を使います。すっきり見せるには、実は結構なエネルギーがかかるものです。それをローコストでやっていただいているのだから、「急いでくれ」と現場の大工さんたちには言えません。
複雑怪奇な繭の現場でつくづく、大変な作業だ、と思ってしまいました。
地道な作業を続ける大工さんの傍らで、また違うスケールで地道な作業を続けている招かれざぬ客がいました。それがこれです。
スズメバチです。2階のバルコニーの軒下に、びちっと、巣を建設中。
もう、15センチほどの直径になっているのに、大工さんたちは平気で作業しています。実はもう一個あったんだよ、とあっさり。もう一個の巣は、つくるのを途中でやめたそうです。
繭は、いかにも、ツバメが巣を作りそうだな〜と思っていましたが、まさか、すでにスズメバチが巣をつくっているとは想定外。
スズメバチの巣よりもはやく造ってほしいというのが、本音です。
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