July 13, 2005

シノ竹かり

桜川では、不法投棄同様に生い茂った竹も問題になっています。
まだ、トラクターが無かった時代には、田んぼの手伝いを牛が行っていたようで、河原の草は牛が食べていたそうです。農業の方法も生活スタイルも変わった今日、河原の草を食べる家畜もなく、蚕に与える桑を採る者もいなくなり、また、河原の中にある田んぼや畑も耕作しにくいため使われなくなってきました。その結果、河原は荒れて、それまでにはあまり生えてなかった竹や笹が勢力を強め、外来の植物が一面に生えるようになりました。

竹は密集して暗闇となり、いつしかそこにゴミが集まるようになってしまいました。昔をよく知る地元の人は、竹がこんなに生い茂るのもまた自然破壊。と嘆きます。

そこで、河川を管理している茨城県土木事務所に許可を頂き、竹を刈ってみることにしました。

すでに土木事務所で土手のゴミ撤去とやぶの草刈りをして下さったので、竹を刈りやすくなっています。


ゴミ捨て場と化していた眺めのきれいな場所。
シノ竹を間引けば、川面も見えるようになります。

しかし、竹を刈っても、その竹を利用できないければ意味もないし、つまらない。

ちょうどそこに、仮設の展覧会の会場をつくるという話しがありました。是非、桜川の竹を使って欲しいと提案し、使うことになりました。

日曜日に刈ってみました。


30分、二人で、のこぎりで作業して10メートル×1メートルぐらい刈れました。シノ竹をのこぎりで切るのは簡単ですが、建築材料にするために枝をなたで落とすのに数分かかりました。

それほど大変な作業ではありません。見晴らしも良くなるし、ナチュラルで廃棄物の出ない仮説展覧会会場の材料にはもってこい。

さあ、いつみんなで刈りにいきましょうか。


Posted by sakura at 04:31 P | from category: 桜川の竹でつくろう | TrackBacks
Comments
No comments yet
:

:

Trackbacks