June 29, 2006

食器洗器を考える



食器洗器は、家事の労働力をやわらげてくれるものです。大家族の食器洗い等にはありがたい家電でしょう。
水が節水になる、というキャッチで、購入を決断する人も多いのではないでしょうか。

私は、家事ぎらいだったので、食器洗器が出始めた頃から使っていますが、最近、あまり使わなくなりました。確かに節水になっているかもしれませんが、その代わりに電気を使います。電気を使っているということをすっかり忘れていました。
うちはふたりだけなので、それほど食器の数もなく、また最近は健康のことを考えて油ものをほとんど使わない食事にしたこともあり、そのつど、ささっと洗うだけですんでしまっています。
つけものをのせただけのお皿を洗剤を付けて洗うこともないので、水かぬるま湯で洗うだけだったら、それほど水も使いません。食器洗器の中に食器を入れるのもちょっと面倒だったりします。

しかし、洗い物をため込んでしまった時や洗い物が多い時は、これほど頼もしいものはありません。きっちりと乾燥もしてくれますし。

家を新築する際には、キッチンカウンターの下にすっきりと収納されるビルトイン型の食器洗器を入れるのをお勧めしますが、ローコスト住宅や、何かほかに予算をまわそうかなどと悩んでいる場合は、それほど必要ないと思ってもいいかもしれません。

しかし、後で家電販売店などで食器洗器を購入した場合は、キッチンカウンター(流し)の上に置くようになってしまうので、後からでも、キッチンカウンターの下に収納できるよう、排水や給水管の準備だけしておくのも策です。

そしてなによりも、家事を楽しめる空間づくりを優先したいものです。



14:26:31 | sakura | | TrackBacks

June 27, 2006

オオキンケイギク


うっそうと草が茂る桜川の土手を刈ると、鮮やかな黄色い花が茂みの中から顔を出しました。

一緒に草刈りをしたヤハギさんは物理学者でありながら、植物にとてもお詳しい。一目で、オオキンケイギクだと教えてくれました。

草の中から、希少種がでてこないかと期待したのもつかの間。それは帰化植物なのだそうです。


ひょっこり顔を出したオオキンケイギク


しかも、生態系に悪影響を及ぼす、「特定外来生物」に指定されている植物なのでした。平成18年2月1日に第二次指定対象種となっています。

特定外来生物は、

飼育、栽培、保管及び運搬することが原則禁止
輸入することが原則禁止
野外へ放つ、植える及びまくことが禁止 です。


環境省のHP

しかし、この花、今や販売は禁止となっていますが、ワイルドフラワーとしてガーデニングで随分使われたらしいのです。河川敷にも大量に植えられています。

鬼怒川にも、オオキンケイギクが一面に咲き、それを観光名所としているところがありますが、そういうところはどうするのでしょう。河川敷に色とりどりの園芸種を市民グループが植えて、それを国土交通省が支援している場面を多く見ますが、気持ちの悪いものです。

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桜川の草刈りの時に出会った植物をヤハギさんがメモしてくれました。

【6/25草刈り地近くで目に付いた野草】

〇:花の見られたもの、●:実の出来ていたもの、▲:花が終わり実が出来つつあったもの。

【Native】カナムグラ、ススキ(薄)、ヤブカラシ(藪芥子ブドウ科))、ツルマメ(ノササゲ?花は黄色、ツルマメは紅紫)、ヤハズソウ(矢筈草、マメ科)、ヨモギ(蓬)、▲ギシギシ、〇シャク、●オヤブジラミ、アカザ、●オオバコ、メドハギ、▲ミコシガヤ(カヤツリグサ科スゲ属)、

【帰化植物】:〇▲シロツメクサ(白詰草ヨーロッパ〈欧〉原産)、〇ヒメジョオン(姫女苑、北米)、セイタカアワダチソウ(背高泡立草、北米)、ブタクサ(北米)、●マメグンバイナズナ(北米)、〇セイヨウタンポポ(欧)、▲ネズミムギ(欧)、▲ホソムギ(欧)、〇オオキンケイギク(大金鶏菊、北米)、▲アレチギシギシ(ユーラシア大陸)、キクイモ(北米、花の咲かぬうちはイヌキクイモと見分け困難、掘って芋〈根茎〉を見れば大体明瞭)

帰途柴崎十字路〜桜庁舎間歩道脇下にクサフジと思われる花の群咲くを見る。今年初見。

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June 25, 2006

草かりの匂い

草かりシーズンです。桜川に行く道々、あちこちで草かり機のうなる音がひびいていました。今日は新しい草かり機で桜川の草かりをしました。草かり機を持ち寄って、5人でかりました。バサバサとセイタカアワダチソウを薙ぎ倒すのは爽快。切った草の青い匂いが漂い、良いきもちです。くせになりそうです。


18:56:33 | sakura | | TrackBacks

June 23, 2006

ぬか漬けは簡単


4月に竣工した鬼ヶ窪の家は、畑をつくったり、自家製みそをつくったりと、つくばの里山生活を愉しめる家です。

つくばスタイル 3号にもその生活風景が掲載されています。目を引くのは、ぬか漬けをつけている写真。

ぬかづけは、毎日かきまぜないとだめなので、私には到底無理!と思っていたのですが、このご家庭の話しを聞いて、私もぬか漬けに挑戦したくなりました。

長期間留守にするときは、塩を大量にかけておけばOKだとか、冷蔵庫に入れる必要はないとか、乳酸菌が豊富であるとか、そんなことなら是非私も挑戦したいと思えることを教えて頂きました。

丁度、家庭用精米器も買ったので、ぬかに不足はありません。

今の時期は、スーパーにぬか床が売っているので、まずはこれを買ってみました。最初の頃は塩辛かったものが、今ではすっかりまろやかな味になりました。

手塩にかけるとはまさにこのことで、毎日、かき混ぜて、毎日食べています。それが苦痛ではなく、楽しみになります。単に野菜をつっこんでおくだけで、一品できるのですから、簡単なものです。

便利な技は、小さいスポンジを入れておくこと。
きゅうりのような水っぽい野菜を入れると、ぬか床が水っぽくなりすっぱくなってくるので、定期的に水分を取りのぞく必要がありますが、スポンジを入れておくと吸い取ってくれるのでとても楽です。


家庭用精米器でこまめに精米してお米を炊くとみずみずしくて美味しいし、ぬか漬けにぬかを足していけるし、手塩にかけたぬか床でつくる漬け物を食べると、幸せな気分になります。家庭用精米器とぬか漬けはお勧めです。




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June 22, 2006

繭ができるまで20丸太は山で探す


やっぱり、丸太は山に生えている樹を選んで切ってくるそうです。秩父の山で探しているのだとか。

繭で使う予定の丸太は、9本。
2階建の通り柱に使うので、6メートルものになります。

普通は角材に製材され、4メートル物が最も多く流通している中で、荒削りな6メートルに対応できる上下で太さに差が少ない樹は、山から探してこないとないのだそうです。

樹は皮がついたまま大工さんのところに運こんでもらい、大工さんは、丸太の皮を水でむく機械で皮をむき、背割れ(樹に細かく亀裂が入るのを防ぐために縦に溝を一本入れるもの)を入れて使います。

この丸太がファサードには6本立ちます。楽しみになってきました。


10:31:15 | sakura | | TrackBacks